【Android開発】アルファ版テストの使い方
今までは製品版としてしかリリースしてきませんでしたが、アンドロイドアプリ「日報」にアプリ内課金を追加するにあたって、アルファ版テストを使用する必要が出てきました。今回は、その手順をまとめました。
<apkファイルのアップロード>
製品版をアップロードする場合とほとんど変わりません。
- Google play Developer Consoleを開く。
- アルファ版テストを行いたいアプリを選択。
- 左のメニューの「APK」を選択。
- アルファ版テストのタブをクリックし、「アルファ版に新しいAPKをアップロード」を押下。
- 署名済みのapkファイルをアップロードし、「アルファ版に今すぐ公開」を押下。
<アルファ版テスターの追加>
テスターとして登録するには、専用のGoogleグループか、Google+コミュニティを用意して、そちらを紐づけることとなります。
GoogleグループとGoogle+コミュニティの両方を試してみましたが、Google+コミュニティの場合、テスター登録するユーザがGoogle+に登録されている必要がある分、敷居が高いように感じました。
グループ、コミュニティへの追加手順は割愛しますが、お好みの方をご利用ください。
- 対象アプリの「APK」の画面のアルファ版テストのタブの中に、「テスターのリストを管理」とあるのでそちらを押下。
- 「Google グループまたは Google+ コミュニティを追加」にGoogleグループのメールアドレスかGoogle+コミュニティのURLを入力し、「追加」を押下。
- 「次のリンクをテスターと共有してください。」として記載されているURLをテスターに連携。
Googleグループ、Google+コミュニティのフォーラム上に投稿しておくのがおススメです。
<課金系のテストをする場合の設定>
今回、課金系のテストをしていて、本当の課金処理を発生させてしまいました。管理画面でキャンセルすることができましたが、予めテスト用のアクセス権を設定しておいた方が安全です。
(アルファ版テストでは、例え課金されても後日返金されるような情報も見かけましたが・・・)
- Google play Developer Consoleを開く。
- 左のメニューの「設定」を選択。
- 「テスト用のアクセス権がある Gmail アカウント」として、テスターとして追加したgmailアドレスを追加し、画面上部の「保存」を押下。
アルファ版テスターの設定はアプリ単位ですが、このテスト用のアクセス権は全アプリ横断での設定となるようです。
なお、保存後、即時反映はされませんでした。アプリアップロード時と同様、待ちましょう。
<テスター側の設定>
- Android端末のブラウザで連携されたURLに遷移する。
- 対象のアプリの画面が表示されるので「テスターになる」を押下。
「テスターになる」ボタンが表示されない場合は、ブラウザ上で対象ユーザでGoogleにログインしているかを確認。
(私が実施した時は、別ユーザでログインしていたため、ここでかなりハマりました・・・) - 「これでテスターになりました」と表示されれば準備完了。
テスター設定が完了した端末でPlayストアの対象アプリの画面へ遷移すると、アルファ版テストとして登録したアプリをダウンロードできるようになります。
ただ、apkファイルをアップロードしてから、ダウンロードできるようになるまでは、製品版と同様に2時間程度かかりますので、ご注意を。
今回、ベータ版テストは利用していませんが、同様の設定で使えるはずです。異なるテスター(アルファ版は社内、ベータ版は一般など)を設定したい場合に使用できそうです。
メンバ限定アプリをベータ版としてリリースすると言うのも面白そうですね!
以上です。