太陽光発電所1号機稼働開始~開始までの概算費用を公開~
昨年11月頃から仕込みを行っていた北関東の太陽光発電所1号機による発電(売電)が今週より始まる予定です。
本日は稼働開始までに発生した費用、工数について報告させていただきます。
<費用の部>
- 太陽光発電設備関連 約630万円
(太陽光パネル、パワコン、架台、工事費、証明書発行手数料)
生産性向上設備投資促進税制用の証明書発行手数料は後出し請求でした。
当初から営業の方にはこの税制を利用することを伝えていたのですが。
3,000円程度と少額ではありますが、追加請求は印象悪しですね・・・ - 土地関連 約231万円
(土地代、仲介手数料、所有権移転費用、収入印紙代)
上記以外に農地転用の費用も発生しましたがこちらは施工業者が負担してくださいました。 - 東京電力への支払い関連 約25万円
(工事費負担金、受電用計量器工事費)
サイト上では「連系負担金」や「電力負担金」と書かれている部分の費用です。 - 現地訪問関連 約10万円
(高速道路料金、ガソリン代、昼食代、防草シート・杭)
今までに全部で4回、現地に訪問しています。
1回目 2016年11月初旬:物件下見
2回目 2016年11月中旬:土地の売買契約
3回目 2017年1月下旬:設備設置直前打ち合わせ
4回目 2017年2月中旬:設備設置後確認、防草シート張り付け - その他 約4万円
(定款の目的変更、登記簿謄本、銀行の残高証明書、郵送代)
農地転用の際に現地の農業委員会から、定款の目的に発電事業が入っていないことを指摘され急きょ見直しを行った際の手数料が主たる費用となります。
合計約900万円!
創業5年目にして一番大きな買い物です。
土地以外は基本的にすべて消費税込みの金額なので、消費税だけで50万円以上と考えると悲しい気持ちになります。。。(売電収入にも消費税が付くのでいずれは取り戻せるはず?)
<工数の部>
- 現地訪問関連 約72時間
(4回×2名×9時間)
現地訪問は毎回2名で行っていました。
高速に乗っても片道3時間程度かかるので、移動時間の占める割合が非常に高いのですが・・・ - その他 約16時間
(定款の目的追加、物件選定、メール、電話、入金、備品購入)
初めてということもあり、頻繁にメール・電話での確認を行いました。
定款の目的追加も「検討→取締役会議→法務局(本局)に届け出」と手間取りました。
合計約88時間と多いような、妥当なような、でもやっぱり多いと思える結果になりました。
現地訪問に時間が掛かりすぎるのが一番の原因ですね。
今後も年に1,2回は草刈り&状況確認に行かねばならないので、いずれは周辺に物件を増やす等で効率化を進めたいところです。
<まとめ>
大きな買い物となり手間暇もかけた1号機が、安定的に収益を生んでくれるのか楽しみです。
今後も不定期となりますが、発生した概算費用・収益の報告を続けられればと考えています。
以上、太陽光発電事業に興味がある方の参考になれば幸いです。